たちばな翔@技術アドバイザー

某大手製造会社の現役製造技術/ 100年に1度の工場改装プロジェクトや新機種開発、海外への業務支援を通して培った、「モノづくり」の本質と「課題解決力」と「チーム力」の大切さを伝えていきたい 。/ 相談無料のコンサルタントもしています。ご連絡お待ちしております。

笑顔で仕事する本当の意味と効果とは

昨日書いた「信頼される」における3つの大事なことの一つを今日は紹介する。

 

①明るい

②嫌なことを率先する

③ネガティブ発言しない

 

この中の明るい、についてと、どのように信頼に結びつくのかを紹介する。

 

まず私は入社する前からこのテクニックを使っていた。

これは無意識に使っていた時期も含めてだが、おそらく高校に入ってバイトを始めたあたりから使っていたような気がする。

 

当時はコンビニのバイトで接客業だったため、右も左もわからない高校生の自分は言われたとおりに「お客様の対応は笑顔で!」というのを実践していた。

この時は理由もなく、言われたからやっていただけ。

 

そして、高校卒業してからは居酒屋のバイトに転身。

その時は笑顔で!とか明るく!なんて一切言われたことはなかった。

 

しかしコンビニバイト時代で癖づいたのか、お客様の入店時、注文時、帰られるときにはニコニコの笑顔で誰よりも元気よく対応していた。

 

この時はまだ心はない。

 

しかし、いつの頃からだろうか。常連のお客様から、

「〇〇さんっていつも元気で気持ちいいね!」って言ってもらえることが増えてきた。でも自分では心がこもった笑顔ではなかったのであまり自覚はなかった。

なんとなく嬉しいな~くらいの気持ち

 

そして、そんな日が続いていたある日、私の心が変化した。

 

「いらっしゃいませ~!」

「〇〇さん今日いたんだね~来てよかったよ!

 〇〇さんがいないとこの店活気無いんだもん」

 

 

「・・・・・」

 

「・・・・・!?」

 

「・・・・!!」

 

「・・・・キュン」

 

この時何かが変わった。今でも鮮明に思い出せるくらい正直泣きそうなくらい嬉しかった記憶がある。(記憶なのでおっさんになるに連れて段々美化されてます。)

 

そして、この時から自分はこの言葉を貰いたくて、心からの笑顔で働くようになる。

まさに上昇のスパイラルに乗った瞬間だった。

今になって思うと、やはりこういう業界だと変わりなんていくらでもいる分、どれだけお客様から信頼頂けるかが勝負だった。

 

そしてその年の年末大戦争は過去最高の売り上げも記録し、絶好調は続いた。

しかも最高売り上げの時は、普通の休日くらいの人員で回し切った。

でもどんなに忙しくても店員同士での罵倒や喧嘩などは全くなかった。

 

それはなぜか・・・。

 

 

それは・・・、自分がずっと笑顔を貫いたから。

それに周りも協調しついてきてくれたから。(ちなみにこの時は私がリーダー)

 

みんなボロボロになっているのを解りつつも笑顔を貫くと何が起こるか。

 

 

それは、自主的に働くようになるのだ

 

些細な事でも共有することが出来るようになり、みんながみんな周りの状況を把握しながら空いている仕事を埋め始める。

一応、役割的には案内係や、注文係、提供係など割り振っているのだが、自分が自分の役割の中だけで働いているだけでは絶対に達成することはできなかった。

お互いを補う合うことで初めて達成することができたのだ。

みんな辛いんだから自分も頑張ろうと・・・。

 

 

ただし、ここまではよくあるサクセスストーリみたいなものだが、もう少し掘り下げてみよう。なぜ笑顔になるだけで良くなるのか。こんなもの結果論に過ぎないだろ。と言われればそれまでだが、これには私なりの考えがある。

 

 

「笑顔(明るさ)はコミュニケーションの潤滑剤」

 

だと私は今の会社に入社する前から思うようになった。

あなたはいつも不機嫌そうな上司(部下)と、いつも笑っている上司(部下)、どっちが話しかけやすいですか?

どっちだったら昨日の晩御飯の話が出来ますか?

 

 

そう、そしてこういうどうでもいいようなプライベートの話や、自分の家族構成、趣味、今まで付き合った人の数、など、その人の情報を持っていればいるほど人はその人に対して「信頼」するようになるのです。

 

こいつはバカだけど信頼はできるから一回任せてみるか・・・

こいつは頭はいいが、何考えているか分からないから任せるのは怖いな・・・・

 

あなたはどっちになりたいですか?

 

 

私は入社してから今まで、この潤滑剤を振りまいて生きてきた。

そしてこれからも使い続けるだろう。結果はもう見えているから。

 

以上